2015年6月26日金曜日

第11回商店街うんちくツアー ~泉湯~

 今年で第11回目を迎えた商店街うんちくツアーが6月20日に開催された。
 これは本牧町・本郷町のお店を訪ね、店主からこだわりの商品やうんちくを聴くというツアーで、毎回これを楽しみにしている参加者も多い。

 今回の集合場所は上台集会所。かつて上台公設市場があった所に建っている中区の施設である。
 
 ツアーの運営委員でもある本牧リボンファンストリートの羽生田さんから今回のツアーの概略説明があった。

 いつもならばここで商店会会長の挨拶があるのだが、最初に訪問するところが銭湯ということで、説明のあとすぐに出発した。
 「泉湯」の常連客は2時前にはノレンをくぐって脱衣所に来てしまうから急がなければならなかったのだ。

 まずは参加者全員で「泉湯」へ向かう。
 


 「泉湯」は北方町の住宅街のなかにある。

 店主から、玄関上にあるステンドグラスの説明を聞く。
 大正時代から続く銭湯が廃業した時、そこに飾られていたステンドグラスを貰い受け、ここに設置したという。

 参加者が「亀のデザインですね」と質問すると、「そうなの、廃業した銭湯の名前は亀の湯だったからね」と店主。

下駄箱

貴重品ボックス

 このあと脱衣所に入ってお話を聞く。


 私はこの銭湯の2代目です。

 親父が東京で所帯を持って、流れ流れてここに行きついたのです。5か所くらい回ってきました。

 昔はね、お風呂屋さんというと皆さん、そこが家だと思うでしょうが、そうじゃないんですね。
 アパートと同じように2年契約でお風呂を借りて営業していたのです。
 
 そこで儲からなければ、ほかに移っていくのね。
 私が生まれたのが麻布、2番目が赤坂、3番目が海岸通り、
5番目、6番目が元町、そして7番目がここで生まれています。
 私の兄弟ですよ。

 戦後は、ここを売って町田に来ないかという話もありましたが、
昭和24年の正月かな、大雪が降った日に親父が酒を呑みながら、2階から雪景色を見ていて「こんないいところはない」と思って、そのままここで営業を続けています。

(ここで脱衣所から湯船に移動)

 皆さんご存知のように、お風呂屋さんというのは衛生をきちっとしていなければなりません。
 しかも塩素があまり強いというのもいけません。

 営業前にこうして試験管にお湯を入れて検査をしています。
 こういう色が出ればいいのです。
 そして終了まで同じ状態が続くのが我々の願いです。

 それからね、洗い場の下に配管があるのですが、これが20年ぐらいで漏れてきたりして修繕をしなければならないのです。

 書き換えたばかりのペンキ絵

 現在の建物は昭和23年に建てたもので、その後、昭和44年ごろかな、一度修理をして、それからまた平成元年ころ、配管をし直しました。
 とにかく費用がかかるのです。
 100万円単位ですからね。

 こういうことで廃業していくお風呂屋さんも多いのです。

 幸いうちは倅が「あとを継いで続けるよ」といってくれたので、また修理して現在に至っています。

(洗い場から脱衣所に移動)

 この床を見てください。昔風の縁甲板です。
 この下には3寸角の大引きが2層になっています。

 普通は大引きの上に垂木をのせ、その上に縁甲板を張るのですが、ここは大引きの上を2重にしているのです。

 平成元年ころ、あちこちで建物の解体が行われましたが、そのときに出たヒノキとケヤキ材を再利用して床下を造ったわけです。

燃料用としてやって来た廃材の中にあった欄間を再利用


 あれから25年経っているけど、これほど頑丈なのです。(床の上で飛び跳ねながら)
 これが外材だったら、こんなにはもたなかったでしょうね。

改修工事の写真

 それから通風が大事です。
 縁側の外を見てください。

 ブロック塀に穴を開けているのですが、
 こんなことをやっているお風呂屋さんなんてないでしょうね。
 これは風通しを良くするためなんです。
 外から見えちゃうんで男湯だけですけどね。

質問
男湯と女湯の位置は、どこでも同じなんですか。

回答
いや、それは銭湯によって違います。
中には1週間おきに男女を入れ替えるとこもあります。

質問
お歳はいくつですか。

回答
昭和8年生まれで82歳です。

質問
今いちばん苦労しているのはなんですか。

回答
ガス代が値上がりしていることですね。
厳しいです。

昭和29年に横浜市が発行した「入浴者の心得」

燃料用の廃材に含まれていた柱を再利用


 「おかみさ~ん、時間ですよ~」なんていう銭湯のTVドラマがあったけど、今回の訪問でもそろそろ常連さんが入浴に来る時間となり、次のお店へ移動することに。

つづく
posted by よんなん







2015年6月17日水曜日

ビワ食べ放題のカラスたち

 先日、本郷町の商店街でこんな光景に出会いました。


 
 福島医療ビルの前の電線にとまっているカラス!
 これだけならよく見かける光景ですが、問題は一羽ではなく大集団で、こんなことをしているのでした。



 街路樹のなかで一本だけビワの木なんですね。
 なぜ、こんなところに果樹が…




 奴らが食べ散らかして行った果実。
 食べ放題じゃないぞ、カラス!

posted by よんなん


  

2015年5月22日金曜日

本牧の商店を巡る「第11回商店街うんちくツアー」は6月20日(土)開催

今回は「本牧の古きを知り、新しきを訪ねる」ツアーです。

本牧・本郷町の商店・事業所を中心にめぐり、その歴史や商品に関連する豆知識、おすすめ情報などを15分程度で披露してもらうツアー。
その後、参加者は上台集会所に戻り、店主を交えて交流会を開催します。木むらや本店の和菓子を食べながらお楽しみください。

 今回のツアーで訪問するお店は・・・

御菓子司「木むらや」

リサイクルの「WEショップほんもく」

銭湯「泉湯」

「山田硝子店」

定員:30名(事前申込み制) ※先着順
参加費:1名あたり300円 ※茶菓代・資料代・保険料込み(当日会場支払)
申込み:電話・FAX・来館で申込み(氏名・住所・電話番号・人数)。
中本牧コミュニティハウス(中区本牧町2-351)
TEL:623-8483  FAX:622-5517  
主催:第4地区南部元気づくり推進協議会
協力:本郷町商栄会・本牧リボンファンストリート・本牧一丁目東商友会
中本牧コミュニティハウス・中区役所



チラシ


posted by よんなん

2015年4月26日日曜日

第10回商店街うんちくツアー 交流会編


 上台集会所に集まった参加者は2班に分かれて商店巡りに出発した。


 うんちくツアーの旗を持って参加者を案内する嶋田昌子さん。
 


 「パン工房 はれぱん」、薬膳カフェ「スプリングドア」、創作イタリアンバル「バンビーノ」を回った参加者は、再び上台集会所に集まりここで交流会に。最初に本郷町商栄会会長から昔の商店街の様子をお聴きした。
 

 
 小さい寝具店をやっていましたが、倉庫は広かったですね。

 昭和30年代、40年代は米軍エリアⅠ、Ⅱ、根岸なども含めて商圏にしていました。やがて西武団地もできてかなり広がりました。

 暮れになるとどの店もよく売れたものです。
 アーケードの下は子供連れでは歩けないほど混雑していました。

 当時は本郷町商栄会の宣伝部長をやっていたので、いろいろな企画を立てました。
 射的なんかもやったのですが、ちょっと趣向を凝らしていましたね。景品は宝くじや世界の切手、あるいは商店街の商品などを入れた缶詰でした。
 それを50万個も作ったのです。

 当時はグレンダイザーというロボットが流行っていて、玩具の「やまざき」でもよく売られていましたが、これの大きなものを本牧に呼ぶ計画を立てたのです。

 3メートル以上の高さがあるのです。こんなのが本牧通りを歩くのですから交通はストップさせなければなりません。
 警察と交渉して、交通安全のイベントとしてやることになりました。

 しかも、このあと交通指導員になることも条件になっており、おかげさまで今も交通安全協会で活動をさせていただいております。

 このイベントには13万人くらいの人出がありました。アーケードの上にもお客さんが一杯ならんでいたものです。


 これは「スプリングドア」の薬膳カレーの試食。ほんの少しですが・・・


 運営委委員の方々がご飯にカレーをかけています。


 
 2種類ありました。


 こんな感じでできあがり。


 これを食べながら「スプリングドア」の店主からお話を聞きます。


 薬膳カフェ「スプリングドア」は2011年11月にオープンしました。
 昨年はガチ丼に出場し、今年はガチカレーに参戦しています。もちろん薬膳カレーです。
 (皆さんに試食していただいた黒いカレーが薬膳カレー)

 黄色いご飯を作るために「うこん」を使うことを考えましたけど、この食材は妊婦さんにはあまり良くないので、パームフルーツを使用しました。
 これはビタミンA,Eのほかにコエンザイムも豊富です。
 
 黒いカレーですが、そこに黒ゴマを入れて、まろやかに仕立て上げました。

 薬膳を始めるきっかけは、20歳の時に病気にかかり、自然食の勉強をしたことに始まります。
 それまでの食べ方がよくなかったことに気がつきました。生野菜もよくありません。



 食べ物には陰と陽があります。
 地上の物は身体を冷やす、地下の物は身体を温める、そういうことも知っておいた方がいいですね。
 カレーも体を冷やすのです。

 事務の仕事をしながら、そういうことに気がつつように・・・。
 そのころ、このままでいいのかと考えはじめ、事務の仕事を辞めました。自分の棚卸をやったんです。
 そして職業訓練行きました。

 開業してから、「食って、こんなに人を幸せにしてくれるんだ」と言われた時、本当に嬉しかったです。






posted by よんなん


2015年4月9日木曜日

第10回商店街うんちくツアー 創作イタリアンバル 「バンビーノ」


 参加者はいつものように右回りコースと左回りコースの2班に分かれ、出発しました。
 こちらは右回りのグループ。


 最初に向かうのは「バンビーノ」です。


 ここは、横浜市の商店街店舗誘致事業により2013年10月、本牧通りにオープンした創作イタリアンバルです。

 土曜日の昼過ぎということで、食事に来ているお客さんが多く、店主からはあまりお話を聞くことができませんでしたが、参加者は興味を持って店内を眺めていたようです。


新鮮なパスタ&ピザ、こだわりのマインとお酒。
食材は近隣の肉店、青果店、魚店などから仕入れている地域密着型のお店です。
アンチョビサラダ、カルパッチョ、そして本牧の四角いピザがおすすめだとか。

posted by よんなん

第10回商店街うんちくツアー 薬膳カフェ「Spring Door スプリングドア」


 「小林薬局」が数軒先に移転したあとに2011年11月4日、金沢春恵さんがオープンさせたく薬膳カフェ「Spring Door(スプリングドア)」です。


  お茶やケーキだけではなく、昼間はランチも提供しています。




 カウンター席3人、テーブル席8人というこじんまりした雰囲気。
 薬膳カフェという感じの造りでしょうか。
 店内はもちろん禁煙! かかっているBGMもクラシック! 美味しくてお洒落なカフェです。

 店内でひときわ目立つのは国際薬膳師の免許です。薬膳中心のランチやディナーは中医薬膳の理論に基づき、体質別や身体の状況に応じて料理を提供しているとのこと。

 昨年は、2013年のガチ丼に続き、薬膳黒カレーで「ガチカレー!」にも参戦。決勝戦まで進みましたが惜しくも選外でしたが…

 金沢さんは国際薬膳師の他にも、1級フードアナリスト、JFAA箸認定講師、フードライターなどなど、様々な肩書をお持ちです。
 今後はそれらを活かした出版を目指しているそうですが、詳しいお話は交流会でお聞きすることにして、次のお店に向かいました。



posted by よんなん